一日中考えていても尽きる事のない私のファッションへの情熱。
意識して考えていると言うより、考える事が生活の一部というか、自然な事になっています。
例えば、海を見た時などは、艶のあるコバルトブルーの海と生成色の砂浜を見て、綺麗だなぁ、この組み合わせも好きだなぁと心が震えたら、頭の中でその色合わせのコーディネートがいくつも浮かんで来ます。クリームソーダを飲みながら、クリーム色のニットに鮮やかなグリーンのクロップドパンツ、赤いパンプスのコーディネートが頭に浮かんで来ます。
これは何オタクと呼べば良いのでしょうか？笑
かといって、考えた末に得た法則を、いつでもどこでも全身隙なく体現している訳でもありません。
頭のてっぺんから足の小指まで、いつどこで見ても全身が決まっている方っていますよね？
それを目指していた時期も長くありましたが、そう言う完璧な方々にほんのり憧れを抱きつつ、今の生活スタイルや心と体の状態に合う、服のチョイスや着こなしを大切に、程よく肩の力を抜き、着ていて心地よく自分らしくいられるお洒落に落ち着きました。
多大なる投資と数多ある失敗、自分がどこに向かうのかわからず迷走した愛すべき日々。
紆余曲折を経て、現在のスタイルに辿り着いた、とも言えるでしょうか？
なかなか熱しなくて一度火が着けば冷めにくい、とことん突き詰めるこの性格が歩んできたお洒落ワインディングロード。 自分らしくいられるスタイルに辿り着くまでの軌跡を、少し振り返ってみたいと思います。
まず、全身のシルエットを決める上で重要なのが、髪型。
パーソナルスタイリングをする時に、最も効果的に垢抜けて見せられるのが髪型なので、まずはそこから手を入れて行きます。
ただ、私自身の場合は、スタイル良く垢抜けて見えるのはショートボブやショートカット、毛先軽めのヘアスタイルだと自覚していますが、バランスが悪くなるのを承知の上でロングヘアをキープしています。なぜなら、好きだから。それに尽きます。でもその分、小技を使ってバランスよく見せる工夫をしています。この一手間が億劫になった時は、潔くショートボブにする気でいます。流行の最先端を駆使するヘアメイクアーティストの友人からは、古臭いとも言われますが…アハハッ。
その髪型の古臭さこそ、全身キメキメでは無いスタイルこそ、絶妙に私とういう人間を表現していると自分では納得しています。
ただ、アラフィフがロングヘアでいるにあたって、気を付けるべき事があります。それは、清潔感。
ロングヘア好きな私ですが、目に見えて毛質に清潔感がなくなって来たら、迷わずショートボブに変えると決めています。
現時点では、55歳でショートボブに、70歳で白髪を生かしたベリーショートに真っ赤な口紅。と、計画しています。
私の髪型遍歴はと言うと、幼稚園からロングヘア、中学校の部活でショートヘアに。高校・大学・社会人と、纏めたり下ろしたり扱いやすいのでロングヘアー。ここまでは、ノンカラーノンパーマのいわゆるヴァージンヘアでした。
結婚して様々な縛りが無くなり、ヘアスタイルについてもやりたかった事を色々とやりました。
外国人セレブリティに憧れて金髪に近いブリーチとカラー、SATC （sex and the city）のキャリーが好きすぎて胸下ロングのスパイラルパーマ、当時大人気だった藤原紀香風のハイレイヤーのソフトウルフカット。この辺りで美容師さんが変わり、その人にしか切って貰いたくない！と思える人に出逢います。
基本的にブローをしないので、乾かすだけでほぼ決まる髪型にして欲しいと言う難しいオーダーに対し、毎回納得のカットをしてくれました。切って数ヶ月経ってもモサモサして来ないのが素晴らしい。まさにプロ中のプロ。
その方に、腰の真ん中辺りまであるロングヘアから、前髪無しの前下がりショートボブに切って頂いた時。暴走にも似た私の髪型遍歴がピタッと止まりました。カットが仕上がった瞬間に、鏡の中の自分を見て、これだ！と思いました。
しっかりとした髪質でストレートなので、お風呂上がりにヘアオイルをつけて大風量で乾かし、手くしで整えるだけ。髪の面が出た事で、全体が艶々に見え、頭も小さく見え、全身のバランスが良くなりました。何より、一日24時間での髪型の変化がない事が気に入りました。ロングは風で乱れたり、まとめ髪の跡がついたり、イケてる時とそうでない時の差がありますよね。それが無いのは素晴らしい！
そして一番は、何を着てもお洒落に見える様になった事。
シャツを着ても襟元がもたつかず、Vネックを着てもデコルテに髪の影が出来ず、ボートネックを着ればそのカッティングの良さが際立ちました。まさにパーフェクトな髪型。もう、ずっとこれで行こうと思いました。
この時にふと、おばちゃんパーマ族の事を思い出しました。
短めにカットした髪に、全体的に細かくパーマをかけたおばちゃんパーマ。関西の一部のミセスに根強い人気の髪型ですよね。
その美容師さんも言っていましたが、いわゆる、関西のおばちゃんパーマの人達を全員ショートボブにしてみたい、と。
私も、おばちゃんパーマ族にはかねてより興味があったので、フィットネスのサウナの中で、その髪型のお姉様方に、おばちゃんパーマの良さを聞いた事があります。
口を揃えて仰るのが、楽だと言う事。作業する時に俯いても髪が落ちて来ず、セット不要。しかも、パーマによるボリュームアップで華やかさが出せるとの事。なるほど！納得です。
多分、私がショートボブにした瞬間に、これだ！と思った様に、皆さん、おばちゃんパーマに対して思われたんでしょうね。
それからは、自分が良いと思ったスタイルを貫くおばちゃんパーマ族に親近感が湧いています。
もし、私がおばちゃんパーマスタイルにする日が来たならば、アッシュ系の金髪でトップ長め、真っ赤な口紅、白シャツにデニム、丸眼鏡にかごバッグのコーディネートをしてみたいです。
要は、自分のものにすれば良いんですよね。
さて、ショートボブの話に戻り。
ショートボブにするまでは、ロングの巻き髪の華やかさを主役に、シンプルでストンとした服の合わせ方でも地味にならずに仕上がっていました。これも多分、大好きな萬田久子さんの言葉だったと思うのですが、“髪がアクセサリー”。そんなイメージで自分なりに楽しんでいました。
それが、ショートボブにしてからは、髪に甘さが無くなった分、同じシャツを着ても違う！全然違う!!
メイクもナチュラルですし、どちらかと言うと女っぽい顔立ちやスタイルでは無いので、白シャツを凄くクールに着られる様になっていました。アクセサリーやメイクで甘さを足してもくどくならないので、今までそれほど着なかったフリルやベルスリーブなどもサラリと着られる様になり、選べる服の幅が広がりました。
シルクのブラウスやツイードジャケットは、巻き髪に合わせるとセレモニーっぽさが強くなりますが、ショートボブだとデニムを合わせてカジュアルに着崩せたり、折れそうに細いピンヒールも、女っぽくなりすぎずサラリと履く事が出来ます。
もう一つ、何故ここまでショートボブに拘るのかと言うと。
今までに目が釘付けになるほど、素敵！と思った人達の殆どが、ショートボブもしくはボブだった事。
実は私、普段あまり周りを見ていないので、近くに素敵な雰囲気の人がいらしても見逃している事が多いのです。実際に、もの凄くファンの著名な方が、目の前を歩いていたのも見逃し、10年以上が経った今でも涙ぐむほど後悔していたりします。
それが、たまたま目をやった先にムムッ!!と思うほど素敵な人が居たラッキーな出来事が2度あります。
その1度目は、名古屋にて。
皆様ご存じのヴァンクリ、Van Cleef & Arpels での事。
ドアが開いて入店すると、白い肌の美しさが抜群のオーラを放っている華奢な女性が、横を向いてネックレスを試着していました。季節はまだ蒸し暑さの残る9月。
艶っ艶の黒髪ストレートボブに乾いた黒のボックスシルエットで張りのある素材の膝上丈ノースリーブワンピース。ノースリーブからスラリと伸びた腕にはヴァンクリの黒蝶貝のブレスレットが。そして、髪型から服、靴へと期待を膨らませて目線をやる私の頭の中で、のど自慢大会の名人賞のベルを鳴り響かせてくれたのが彼女の足元。
サンドベージュのスエードのショートブーツ。
キンコンカンコン♬
キンコンカンコン♬
キンッ コンッ カーーーン✨
その年は残暑が厳しく、９月と言えども気候はまだ夏。
デパートでも、ハイブランド街の店内でも、まだサンダルの人が殆どでした。
そんな中、彼女一人が秋の始まりを楽しむ出立でそこに居ました。
ワンピースはノースリーブだけれど色は黒。真っ黒では無く、乾いた軽い質感の墨黒。暑苦しく見えません。そして、体のラインが出ないストンとしたボックスシルエットのワンピースからすらりと伸びた細い脚のバランスが、とってもモードな雰囲気。そしてここで、パンプスやサンダルなら私もここまで惹きつけられませんでしたが、なんと足元が、私が大好きなサマーブーツ。しかも、肌の色に馴染むサンドベージュのスエード素材。そしてなんと、ヒールがモードなウエッジソール。筒部分はパンチングされていて足が透けて見え、晩夏でも涼しげな印象。
もう、完璧なスタイリングでした。
ちょうどその時、私は海帰り。
日焼けした肌に海水でパサついた髪、日焼け肌に優しいコットン素材のマキシワンピースと言う、９月と言うのに夏のリゾート気分を引きずったままの出立で、町に出て来てしまっていました。しかも、名古屋と言う、女性の装いがとてもコンサバティブな町に。
そのタイミングで見かけた彼女は、余計に素敵に見えました。
彼女のスタイリングで何よりのポイントはそのボブヘア。もしあれが巻き髪であれば少し甘くなり、ショートカットではモードに寄り過ぎていて、そんなに私の印象に残らなかったと思います。正に、ボブでこそ完成するスタイリングでした。
あれから数年が経ち、彼女のファッションはどの様な仕上がりになっているのかな。
2度目は軽井沢で。
滞在中によく行くスターバックスで、私の前の席に背中を向けて座っていた女性。履いている靴が、私も持っているジミーチュウのサンダルなので、最初は靴を見ていました。 ソールがジュート素材で、ヌードベージュのパテント素材。その年に凄く人気のあったシリーズで、同じものを履いている人と出くわす事も何度かありました。
ただ、そのサンダルを履いている人は、大体可愛らしいフリルのワンピースやビジュー付きのカーディガンなど甘めのコーディネートが多かったので、その方の装いは新鮮でした。THE・Tシャツ。正確には、ボートネックのTシャツ。一糸乱れぬショートボブのお陰で、ボートネックのカッティングの美しさが際立っていました。日焼けした肌にふくよかな丸み、明るいけれど艶のあるショートボブ。そこに、パキッとした真っ白のボートネックTシャツ。店を出るのに立ち上がったら、とっても小柄。でも、背筋をピンと伸ばして歩く姿がとても美しい。9cm以上あるジミーチュウのウエッジソールを履いているのに膝が曲がっていない。そして、エルメスの白のピコタンPMを、ぐわしっと鷲掴みにされていました。まるでクラッチバッグの様に。ピコタンのその持ち方は初めて見ましたが、その方の場合はサマになっていました。
決してモデルの様な完璧なスタイルではないけれど、その方らしい魅力が爆発していたそのお二人との出会いで、私の中でボブ＝一般人にとって最強！と、結論したのでした。
この様に、服を着こなす上で万能なショートボブ。何年かは存分に楽しみました。凄く素敵なロングヘアの人を見た時にも、また伸ばそうかなとも思わず、何よりその手間の掛からなさに惚れ込んで、ショートボブを続けていました。
そんなある日にふと、思い付きました。
ここまで万能なショートボブは、歳を重ねた時の楽しみに取っておこうと。
ショートボブが自分の髪質、顔、好きなファッションにとって万能であり、メンテナンスも楽な事は分かったので、それはもっと後の楽しみに取っておいて、今はまたもう一度、少し手のかかるロングヘアを楽しもうかなと思いました。
髪に対しても、最低限のケアしかしないスパルタ方式なので、50代を前に少しづつパサつきや広がりが出て来ました。清潔感のあるロングをキープ出来るのはあと10年くらいかな？そう思うと、今こそ楽しもうと決めました。と言っても、ほとんどの時間一つに纏めていますが、ふと髪を解いた時のあの解放感。地肌に風を入れながらふぅ〜っと息を吐き、少し眠たくなるあの感じ。自転車をゆっくりと漕ぎながら、髪をそよがせる気持ちよさ。誰かに丁寧にブラッシングされているかの様な気持ちの良さですよね。ロングヘアでしか味わえない、そんなシーンも楽しみながら、50代には大好きなロングヘアを携えて進もうと思います。
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What is the style that you can be yourself? 〜Hairstyle〜
My passion for fashion never ends, even if I think about it all day long.
Rather than consciously thinking about it, thinking about it has become a natural part of my life.
For example, when I see the ocean, I look at the glossy cobalt blue sea and the green sandy beach and think, “This is so beautiful, I love this combination. A cream-colored knit, bright green cropped pants, and red pumps will pop into my head as I sip my cream soda.
What kind of nerd would you call me? LOL.
However, this does not mean that I am able to wear the rules I have thought up and have come up with, anywhere, anytime, all over my body.
There are people whose entire body is defined from the top of their head to the little toe, no matter when or where they look, right?
There was a time when I was trying to achieve such a look, but while I still have a slight admiration for such perfect people, I have settled on a fashionable style that fits my current lifestyle and state of mind and body, and that allows me to relax my shoulders and be comfortable in what I wear.
I have invested a lot of money and made a lot of mistakes, and I have lost my way in my beloved days when I did not know where I was headed.
Through twists and turns, I arrived at my current style.
It’s a stylish winding road that my personality, which does not easily get heated up and is hard to cool down once it is ignited, has taken me down. I would like to take a look back at how I arrived at a style that is uniquely my own.
First of all, the haircut is important in determining the overall silhouette of the body.
When doing personal styling, the most effective way to make a person look more sophisticated is through the hair, so I start from there.
However, in my own case, I am aware that it is short bobs, short cuts, and light-tipped hairstyles that look stylish and innocent, but I keep my hair long, knowing that it would be unbalanced. Because I like it. That’s all there is to it. But because of that, I try to make it look balanced by using small tricks. When I feel like I can’t afford to go through the trouble, I just change my hair to a short bob. My friends who are hair and makeup artists who make full use of the cutting edge of fashion say I look old-fashioned.
I think the old-fashionedness of my hairstyle, the fact that it is not all over the body, is an exquisite expression of who I am.
However, there is one thing that you should pay attention to when you wear long hair as an adult. That is cleanliness.
I like long hair, but if it becomes visibly less clean, I will change to a short bob without hesitation.
At the moment, I plan to have a short bob at age 55, and at age 70, a very short bob with gray hair and bright red lipstick. I am planning to do the same at age 70.
My hair history is as follows: long hair since kindergarten, short hair during junior high school club activities, and short hair throughout high school, college, and adult life. In high school, college, and adult life, I wore my hair long because it was easy to wear it up or down. Up to this point, I had non-colored, non-permed, so-called “virgin” hair.
After I got married, I had no more restrictions, and I did many things I wanted to do in terms of hairstyles.
I bleached and colored my hair almost blonde, because I admired foreign celebrities, and I wore my hair in a SATC (sex and the city) style.
I liked Carrie of SATC (sex and the city) so much that I had a spiral perm with my hair below my chest, and high layers in the style of Norika Fujiwara, who was very popular at the time. Around this time, the hairdresser changes, and you meet someone you think, “I only want to have my hair cut by that person! I want to have my hair cut only by that person!
I don’t blow-dry my hair basically, so I wanted a haircut that would be almost perfect just by drying it, a difficult order, but he gave me a satisfying cut every time. It is wonderful that even months after the cut, it doesn’t get frizzy. He is a true professional.
When she cut my hair from long hair that was almost down to the middle of my waist to a short bob with no bangs, my hair itinerary was like a runaway. My history of haircuts, which resembled a runaway, came to an abrupt halt at this point. The moment the cut was finished, I looked at myself in the mirror and thought, “This is it! I thought, “This is it!
My hair is firm and straight, so all I had to do was apply hair oil after bathing, dry it with high air volume, and comb it with my hand. The side of my hair has been given a shiny overall look, my head looks smaller, and my whole body is more balanced. Most of all, I loved the fact that my hairstyle does not change over the course of a 24-hour day. Long hair can get messed up by the wind, or there are marks from the bun, and there is a difference between looking good and not looking good. It’s great that it doesn’t!
And the most important thing is that it makes me look more polished no matter what I wear.
The collar doesn’t look drab when I wear a shirt, my hair doesn’t shadow my décolleté when I wear a V-neck, and the cut of my boatneck stands out when I wear a boatneck. It was the perfect haircut. I decided to go with it forever.
At this point, I suddenly remembered my auntie’s perm tribe.
The “auntie perm” is a style of short-cut hair with a fine perm all over. It’s a hairstyle that is deeply popular among some Mrs. Kansai.
The hairdresser told me that she wanted to change all the so-called “auntie perm” people in Kansai to short bobs.
I have also been interested in the auntie perms for a long time, so I once asked the ladies in the sauna at a fitness center about the advantages of the auntie perm.
They all said that it was easy. Even when they turn over to work, their hair doesn’t fall down and they don’t need to set it. Moreover, they say that the permed hair adds volume and glamour to their hair. I see! I am convinced.
Maybe just like I thought the moment I got a short bob, you all thought, “This is it! I guess everyone thought the same way about perms as I did when I had a short bob.
Since then, I’ve felt a sense of affinity with the Perm Grandma’s who stick to the style they think is best for them.
If the day ever comes when I have an auntie perm style, I would like to have white, ash blonde hair with a long top, bright red lipstick, white shirt, denim, round glasses and a basket bag.
In short, you just have to make it your own.
Now, back to the short bob.
Until I went for a short bob, the glamour of my long, curly hair was the star of the show, and even simple, stoned outfit combinations didn’t make me look plain. I think it was Hisako Manda who said, “Hair is an accessory. I was enjoying it in my own way.
But after I got a short bob, my hair lost its sweetness, and even if I wear the same shirt, it looks different! Totally different!
My makeup is natural and I don’t have a rather feminine face or style, so I can wear a white shirt in a very cool way. Even if I add sweetness with accessories and makeup, it is not too much, so I can now wear frills and bell sleeves, which I used to not wear so much, without hesitation.
Silk blouses and tweed jackets look more ceremonial when worn with curly hair, but with a short bob, they can be worn casually with denim, and even pinwheels that are so thin they look like they are about to break can be worn smoothly without looking too feminine.
One more thing, why do you care so much about short bobs?
Most of the people I’ve met so far who I thought were so beautiful that my eyes were glued to them were short bob or bobbed. I have been so impressed with short bobs that most of the people I have seen so far have short bobs or bobs.
In fact, I usually don’t look around much, so I often miss out on people with a nice vibe even if they are nearby. In fact, I often miss people with a nice look nearby because I don’t look around much. In fact, I missed a famous person who was a huge fan walking in front of me, and I still regret it to this day, more than 10 years later.
But then, I happened to look over and saw someone so nice that I thought, “Mwah! I was lucky enough to see a very nice person twice.
The first time was in Nagoya.
It was at Van Cleef & Arpels, the Van Cleef & Arpels you all know.
When the door opened and I entered the store, a slender woman with a beautiful aura of white skin was trying on a necklace with her face to the side. The season was still hot and humid in September.
She had a straight bob with glossy (the highest grade of shiny) black hair and an over-the-knee sleeveless dress of taut material with a dry black box silhouette. A Van Cleef black butterfly shell bracelet is on her arm, which slenderly extends from the sleeveless dress. And it was her feet that rang the bell for the master of the throat singing contest in my head as I looked expectantly from her hair to her clothes to her shoes.
Sand beige suede short boots.
I’ll say it again because it’s important.
Sand beige suede short boots.
That year was still hot, and even though it was September, the weather was still summer.
Even in department stores and high-brand stores, most people were still wearing sandals.
She was the only one who was out enjoying the beginning of autumn.
Her dress was sleeveless but black in color. It was not pitch black, but a dry, light-textured black. It did not look too hot. And the balance between the stonily boxy silhouette of the one-piece dress and the slender legs that stretched out smoothly gave off a very modest atmosphere. I wouldn’t have been so attracted to the dress if it had been pumps or sandals, but to my surprise, the feet were summer boots, which I love. And they were made of sand beige suede, which blends in with my skin tone. And what a surprise, the heel is a modish wedge sole. The tube is perforated, allowing the feet to show through, giving the impression of coolness even in late summer.
It was perfect styling.
At that time, I was on my way home from the beach.
My hair was dry from the sea water on my sunburned skin, and I was wearing a maxi dress made of cotton, which is gentle on sunburned skin. And she was in Nagoya, a town where women’s attire is very conservative.
She looked even better when I saw her at that time.
The most important point in her styling was her bobbed hair. If she had worn her hair curly, it would have looked a little sweet, and a short cut would have looked too mode-like and wouldn’t have left such a strong impression on me. It was truly a styling that could only be completed with a bob.
The second time was in Karuizawa.
At a Starbucks I frequented during my stay, a woman sat in front of me with her back to me. I was looking at the shoes at first because they were the same series as mine, Jimmy Choo wedge sole sandals. They have a jute sole and nude beige patent material. It was a very popular series that year, and I sometimes came across people wearing them quite a bit.
The T-shirt. The boat-neck T-shirt, to be exact. Thanks to her short bob, the beauty of the boat-neck cut stood out. The tanned skin, plump roundness, and bright but shiny short bob. And then there was the crisp white boat-neck T-shirt. When I stood up to leave the store, she was very petite. She was wearing Jimmy Choo wedge soles that were over 9cm high, but her knees were not bent. She was holding a white Hermes Picotin PM in her hand. I had never seen him hold it that way before, but in his case, it looked summery.
They were never as perfectly styled as a model, but They was bursting with charm, and my encounter with these two people made me realize that bob = the strongest for the average person.
As you can see, the short bob is versatile when it comes to dressing. I enjoyed it to the fullest for several years. Even when I saw someone with really nice long hair, I didn’t think about growing it out again, and more than anything, I fell in love with the effortlessness of it, and continued to wear a short bob.
Then one day, it occurred to me.
I decided to save the versatile short bob for when I get older.
I knew that the short bob was versatile for my hair type, face, and favorite fashions, and that it was easy to maintain, so I decided to save that for later and enjoy my long hair, which requires a little more work, once again.
Since I take only minimal care of my hair and use the Spartan method, it has become a little dry and spread out before I reached my 50s. I think I have about 10 years left before I can keep my long, clean hair. Thinking so, I decided to enjoy it now. I have been wearing my hair in one bun most of the time, but I still feel that sense of freedom I get when I let my hair down. The feeling of exhaling while letting the wind blow against my skin, and feeling a little sleepy. The feeling of letting your hair drift slowly as you pedal your bicycle. The feeling of having your hair carefully brushed by someone. I will carry my long hair into my 50s, enjoying such scenes that can only be experienced with long hair.
