私の人生は、愛と仲間を探す旅。/My life is a journey to find love and companionship.

この秋、いよいよ50歳を迎えます。

素敵な50代を迎える為に、人生初の自分語りをするべくこのサイトを立ち上げました。私の40代は、自分を知り、センスと生き方の価値観が合う仲間を探す旅となりました。私にとっての仲間とは、どこに居ても気持ちが繋がっていて、離れた場所でも同じ時間を一緒に歩んでいるイメージ。

この夏、十数年ぶりに、大学時代に通学に使っていた電車に乗ってみました。窓の外を流れる景色を眺めながら、揺られる事一時間。懐かしい駅の改札を通った時に、新たな始まりを感じました。

あの頃、毎日の様に遊んだ皆んなは元気かな?

新入生歓迎会で初めて会った日に、自分が酔ってフラフラなのに駅まで送ってくれ、絶対に電話してねーー!anmちゃーーーん!!と、人で溢れるこの大きな改札で絶叫して私を赤面させた彼は、その情熱で将来の夢を叶えたかな?

この秋から、人生の第二章の幕が上がります。その準備期間であり、初めて籠から出た鳥の様に飛び回っていた40代最後のこの夏、今までの壁を取り払うべく、友達作りを異性にも広げてみました。共に美しいと思うものを見たり、楽しい時間を過ごし、ゆっくりと時間をかけて友達に、そしていつか仲間となれたら素敵ですが、いつの間にか恋愛ゾーンに迷い込み急ブレーキ!と、なる事もあったり。

自分と似た魅力を持つ人に惹かれるのは必然ですが、それが異性となると男性にとっては友達でいるのは難しいのでしょうか?友達のままであれば、穏やかに長く付き合えるけれど、一旦燃え上がってしまうと、いつかは消えて無くなってしまう。その矛盾が人間の面白いところでもありますが、これは私が昔からクリアしたいと思っている課題でもあり、身内以外のメンズスタイリングの依頼を躊躇してきた理由でもあります。公私混同は避けたい。

ところが、49歳のこの夏、やった事のない事を何でもやってみよう!精神が芽生え、様々な事に挑戦した結果、初の公式男性クライアントが誕生しました。長年に渡り親戚のようお付き合いをしている人で、この夏に私が独身になった際、彼が育てている花の中から、白い薔薇を一輪プレゼントしてくれました。待ち合わせ場所に一輪の可憐な薔薇を持って現れた彼。その日の私は、新しい日々の始まりを記念して新調した白いブラウスを着ていました。差し出した薔薇越しに私を見て微笑み、私に似て繊細だから大切に育てた、と。新生活に力みすぎていた私は肩の力が抜け、涙が溢れるほど感動しました。そのままで良いと言われた気がして。

彼とは、いつかは終わってしまう男女としてでは無く、もっと大きな繋がり、尊敬し合える人として長いお付き合いが出来そうだと確信しました。そして、ファッションスタイリングと言う形で、彼を応援したいと思いました。

こうして、記念すべき初の男性クライアントが誕生しました。このエピソードを快くここに書かせてくれた、彼の心の広さに感謝!

また、この夏は、苦手分野である男性の生態を観察する機会にも恵まれました。

彼らの女性との関わり方は様々で、百獣の王ライオンの如く、戦略的に相手を分析しながら時にはゲーム感覚で駆け引きやパワープレイをする人、空の覇者の鷲の様に、その鋭い爪でいつでも捕まえられるからこそ、優雅に大空を舞いながら優しい眼差しで見守る人、どちらかが眠りにつくその日まで、そっと寄り添いゆったりと大海原を渡るイルカの様な人。

深い関わりを避けて軽く楽しんでいる様に見えるライオンが、多くの女性と関わっても消えない喉の乾きを感じている事を想像し、余裕に見える孤高の鷲が、追われる小鳥よりも臆病な事を感じ、穏やかなイルカが、実は燃えるような熱い心の持ち主である事を知りました。

そして、私の強い母性本能が、彼らそれぞれの中に少年がいるのを見つけ、愛おしさをおぼえました。

私の喜怒哀楽の全てを引き出してくれ、愛に鈍感な私の胸に響くほどの深い愛で包んでくれ、その裏側には同じ熱量の痛みがある事も教えてくれた結婚生活。20年以上一緒にいても飽きる事無く、本音でぶつかり合い、ずっと恋をしていました。彼と言う分厚い本を読み終えて最後のページを閉じ、自分と言う物語を書き始めた今。私はどんな人と時を分かちたいのだろう。ライオン?鷲?イルカ?

マイノリティな生き方を選んでいるので、自由と責任は背中合わせ。他責思考や依存前提では前に進めません。

その代わり、人も物も場所も厳選しているので、魂が震えるほど素晴らしい瞬間を味わえる事も多い、私の人生。

運命的な出会いと、別れと再会、一生忘れたくないロマンティックなエピソードが満載だったこの夏。じっくり自分と向き合う時間を持たせてくれた周りの人々に感謝を。そして、長年私を見守り、元気に飛び回れる今日に導いてくれた、人生で2番目の恩師の言葉を思い出しながら、私がその場所に現れた事によって幸せを感じてくれる人達を見て、私も幸せになろうと思います。

もちろん、探すのは仲間だけでなく、愛も。

私の人生の原動力でもある、愛。探すと言うよりは、いつのまにか出会っているものだと思います。恋から愛に変わるグラデーションは、儚いものから永遠を感じさせるものまであり、美しいですね。男性の感情に鈍感な私は、回りくどい駆け引きが苦手なので、僕は君が好き!君は僕のもの!他の人とデートしないで!と、私のおでこに油性マジックで書いてくれるくらいストレートな人の方が、関係性が安定するかも知れません。ふふ。

さあ!生活スタイルも心持ちも変わり、様々な交流がはじまった今、仲間になりたい人物像が見えてきました。

同じ方向を目指す人、視野が広く旅好きな人、二つ以上の言語を使う人、ヨーロッパの歴史、文化、街並みが好きな人、健康と食を大切にしている人、自分だけのオリジナルな人生を楽しんでいる人、何かの研究オタクな人、子供の様な純粋さを持つ人、そして、そこに居るだけで周りにパワーと愛を振り撒ける人。

老若男女問わず、そんな仲間を探しつつ、好きな服に身を包み、今日も人々が集まる場所へ飛んで行きたいと思います。

2024年9月 車窓に流れる黄金色の夕日を、万感の思いで眺めながら。

 

 

 

 


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